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2010年 06月 22日
ウェストン碑
ウェストン碑_c0179025_10313936.jpg

さてさて…
可愛いスモモの木、白樺の樹等を眺めながら蛇行する梓川の右岸道をしばらく進むと視界が開け、
その際に見えるのは、岩肌に刻まれたウェストンレリーフ。

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ウエストンレリーフ

ウェストン碑_c0179025_1037857.jpg


   では…
   初めて上高地へ来た時、新島々から乗ったバスの中で聞いた話を想い出しながら、
   北アルプス物語・その1 ウォルターウェストンなど…^^

   上高地の周りには、西穂高、奥穂高、明神岳などなど多くの美しくも険しい山々がそびえ立っているのですが、
   この山々をジャパンアルプスとして初めて雑誌で紹介したのは…
   明治時代に槍ヶ岳に登頂したイギリス人治金技師のウィリアム・ガウランドと言う人。

   その数年後に、ウォルター・ウェストンはこの上高地を訪れるワケなのですが…
   彼は上高地の美しさに惹かれ、その翌年にもう一度この地を訪れます。
   その時ウェストンは、猟師の上條嘉門次と言う人と出逢います。
   
   そして、このお二人…
   前穂高岳の登頂をきっかけに意気投合したそうですが…
   上條嘉門次さんの事は、又、別の機会に少し…^^

   宣教師として日本にいたウェストンは一時帰国をする事になるのですが、
   その時執筆したのが、「日本アルプスの登山と探検」という本。
   内容は、ウェストンの登山記録の中で、世界のどのアルプスよりも日本のアルプスの方が素晴らしい!!
   そう賞賛してくれたそうです^^

   ウェストンは日本の山々を世界に紹介してくれただけではなく、
   スポーツとしての登山、近代登山を日本に広める事にも貢献したという事で、
   上高地ではその素晴らしい功績に敬意を表して、
   毎年6月第一日曜日にはこのレリーフの前でウェストン祭り を開催しています。

      

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by triton1201 | 2010-06-22 13:08 | 信州


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