2011年 01月 08日
1904(明治37)年着工、1906年10月に竣工した純石造二階建建築。 近世ヨーロッパ復興様式と呼ばれる建築様式で、建築費は当時の金額で約6万円だったとか… 建物は表玄関を中心に左右対称。 その外壁には厚さ約75㎝の小樽天狗山の軟石を使い、内部には大理石を使用したり、 大きな階段の手摺はとても美しい木彫りだったりと格式高い装飾が施されていました。 冬の寒い小樽… その暖房方法は地下にボイラー室を設け蒸気暖房をし、当時から窓は二重ガラス… 最新式の設備を整えていたんですね~!! 建物は1955(昭和30)年に日本郵船から小樽市へ譲渡され、 翌年から小樽市博物館として再利用されていたのですが、 老朽化のため、 1984(昭和59)年10月~1987(昭和62)年6月まで修復工事が行われ復元されました。 ここでは海運資料コーナーや国境画定会議資料室、修復資料室などがあり、 数々の貴重な資料が展示されています。 ところで、この旧日本郵船小樽支店… 確かに建築方法や建物も素晴らしいのですが、 ここは「ある事」が開かれた場所としてもとても有名なんですよ^^ 日露国境画定会議 建物が建築された明治39年と言えば、日露戦争終結の年でもあります。 この年の11月1日、この建物の2階で樺太の日露国境画定会議が行われ、 その時、関係者が入って行ったのは正面玄関からではなく、 建物の横に設置されている第二玄関(と言うのかな?笑)から入られたんだとか… これはこの前行った時に地元の方から聞いた話^^ こちらは、旧日本郵船倉庫跡。 真ん中辺りに綺麗な噴水があります。 画面奥の方から「北運河」がスタートしています。 この休憩所はとても開放感があるので、地元の方々のお散歩途中の休憩にはもってこいの場所ですね^^ この日は土曜日にも拘わらず(てか日曜じゃないからかな?)休憩所と建物の間の道路周辺が工事中でした(>_<) も~、ついてないな… 建物に接近する以外撮る方法が見つからなかった私です。。。
by triton1201
| 2011-01-08 16:56
| 北海道
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トリトンです☆ 大好きな沖縄の風景を中心に、 旅で出逢った風景、地元&ちょこっとお立ち寄りの街の風景などを載せています。 ※当サイト内全ての写真の無断複写・転載・配布等一切を禁止しております。 by トリトン カレンダー
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